今日は神楽坂の音楽の友ホールで行われた【和と洋の響きあいコンサート〜空へ天へ宇宙へむかう】に行ってきました。2018年最後の柳原さんライブレポートです。
色々とレアすぎたライブ
まずは概要とセットリストから。
概要
12/21(金)神楽坂 音楽の友ホール
【和と洋の響きあいコンサート〜空へ天へ宇宙へむかう】にゲスト出演
出演)杵屋栄喜代(長唄) 、杵屋六治雄(三味線・胡弓)
竹井誠(尺八)、尾股真次(笛)、大野理津(アコーディオン)
望月太左衛(企画・構成・小鼓他)、望月太左衛社中(囃子)
19時開演
前売・当日共 2,000円
♪長唄のみなさんによる演奏会に特別出演します。
テーマが空へ天へ宇宙へ向かう、ときたら柳原の出番。
邦楽の方の奏でる柳原音楽はいかが相成りまするやら。
どうぞお楽しみに。
セットリスト
前半 望月太左衛さん(鼓)+長唄+他
虹のかけはし
二つの三味線と小鼓のための三章
月の巻
都風流
連獅子
後半
1.アラビヤ小唄(柳原さん+望月太左衛さん(鼓))
2.さよなら人類(柳原さん+望月太左衛さん(鼓)+竹井誠さん(尺フルート))
+かぐやavecアインシュタイン、いしっころの宇宙、逃げるいしっころ、アインシュタイン昇天※柳原さん提供曲
※シアターΧ(カイ)|X-IDTF 実行委員会2本立て『かぐや avec アインシュタイン』『第六惑生 特別編』IDTF2018|東京両国の演劇芸術を中心とした劇場
http://www.theaterx.jp/18/180629-180630p.php
3.夜のどん帳(柳原さん+望月太左衛さん(鼓)+竹井誠さん(尺フルート))
(星に願いを)
4.星影のワルツ(全員)
5.生きなっせ(全員)
6.見上げてごらん夜の星を(全員)
7.上を向いて歩こう(全員)
選曲も曲のアレンジがレアすぎて鳥肌。生きなっせの生三味線、鼓、尺フルートが秀逸
今回のコンサートは「望月太左衛」さんが企画、構成してくださったもの。普段の柳原さんのライブとは趣が違って、本当にいろいろと新鮮でかつレア感が満載でした。
最初に新鮮でだったのが入場して配布されたプログラム。なんとこの日に演奏される全ての曲目が全て歌詞つきで紹介されていました。
最初の長唄だけではなく、さよなら人類、夜のどん帳をはじめ全て掲載されているいう贅沢さ。柳原さんのライブではまずみかけない形だったのでとっても新鮮でした。なんだか歌舞伎鑑賞の時のような感じ?
>歌舞伎だと長唄とセリフの詳細解説冊子が配布される。
歌詞つきのプログラムがある柳原さんのコンサートは初めて😄 pic.twitter.com/80ukupszND
— タケイマコト (@pcefancom) 2018年12月21日
前半は望月太左衛さん(鼓)を中心に長唄のパート。長唄は歌舞伎のBGMみたいなものですね。さすがというかプロの演奏は迫力がありました。
後半は、柳原さんが登場。柳原さん歌唱パートです。今回のコンサート何が良かったって一言で言ったら「レア感」。この一言につきます。曲目、アレンジ共にレア感が満載すぎて鳥肌でした。
曲についてはレア感強めだったのが、
・かぐやavecアインシュタイン
・いしっころの宇宙
・逃げるいしっころ
・アインシュタイン昇天
ですね。
2018年6月公演の劇『かぐや avec アインシュタイン』に柳原さんが曲提供した曲をさよなら人類に組み合わせて歌ってくれました。
公演自体もサイトを調べてみたら2日間だけ。歌ったのも多分この時だけ。コンサートでまともにやってくれたのは今回が初めてだったのではないでしょうか?
鑑賞しそびれていただけに「ありがたや」でした。ちなみに曲は4曲構成ですがそれぞれ歌詞は繋がっていて組曲のようでそた。なんとなく歌詞もさよなら人類と合っているような。ぜひライブでもう一回くらい歌ってくれたらなあ、と思います(^o^)
今回のコンサートの柳原さん曲で個人的にハイライトだったのが、
「望月太左衛さん(鼓)+竹井誠さん(尺フルート)の伴奏」
「生三味線で始まる生きなっせ」
「柳原陽一郎歌声喫茶状態だった坂本九の唄」
です。
「望月太左衛さん(鼓)+竹井誠さん(尺フルート)の伴奏」はかなり鳥肌ものでした。竹井さんの尺フルートによる伴奏はCDの再現性が高くて。しかもそこに望月太左衛さん(鼓)が入ることで、より和なアレンジになっていて今までに無い新鮮さを感じました。
「生きなっせ」はCDと同じく生三味線からのスタート。これには鳥肌でした。生三味線を柳原さんのライブで聴けるってそうそうないですよね。そこに尺八とアコーディオンによる伴奏、望月太左衛さんの太鼓、会場中の鈴の合奏も相まってこれ以上はないんじゃないかってくらいに賑やかな「生きなっせ」になっていました。励ましソングで元気づけられる歌詞が特徴の曲ですが、会場の空気で最上級の温かみを持ったできになっていたと思います。
個人的にはCD以上、今まで聴いたなかで一番好きな「生きなっせ」でした(^o^)>最後の「いよぉ~~!!!ポンっ」が特にツボ。
コンサートの最後は、柳原さん主導による「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」。
これがまた柳原陽一郎歌声喫茶状態になっていてたまらなく良かったです(笑´∀`)>柳原さんの手で指揮する姿は貴重なことこの上無しでした。。。
しかも主な観客が長唄をやっている方々の関係者が主だったこともあるのか、柳原さんの「歌いましょう」の呼びかけにしっかり応えて会場大合唱状態なのも新鮮で良かったですね。(普段のライブとはまったくもって違う雰囲気)
何より柳原さんの「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」を聴けたのは、レアなことこの上無しなので感動ポイントでした。
3時間のコンサート楽しすぎてあっという間でした(^o^)
こんなに楽しめて2,000円。正に神としか言いようがないコンサートを企画、構成してくださった望月太左衛さん、本当にありがとうございました\(^_^)/
柳原さんが歌った曲動画リンク
補足。2019年のやなちゃんカレンダーを購入。サインはくせがあるものを選びましたw
一がいい感じ\(^_^)/